馬木の嶺から小松谷（星田連山）

この日は、JR河内磐船駅から獅子窟寺を訪問した後、山道でくろんど園地へ登り、磐船神社方面へ下りほしだ園地、星田連山と辿りました。久しぶりの星田連山は、相変わらず細かなアップダウンが連続し結構足に堪えました。ピークの大半は一度訪れていますが、まだ歩いていない区間があったので少し辿ってみました。

馬木の嶺から地蔵谷山を経て妙見宮方面（はしご坂）に下る道と小松谷（妙見川上流）へ下る道…どちらかで下ることを目的にほしだ園地東端から山道に入り尾根を辿って行きました。最終的に選択したのは、小松谷（妙見川上流）へ下る急坂の道でした。踏み跡は明確で迷うことはありませんが、かなり荒れていて小松谷は夏場は藪に覆われる可能性があると思います。

◎この日出会った花々

◎歩く際の注意点（低山を侮るなかれ！）

星田三山と呼ばれる北山師岳、星田山、日高山があり、最高峰の羽伏山でも284.2mの超低山群です。ほとんどのルートはよく整備されていますが、未整備区間や廃道化している道、崩落個所、藪に閉ざされた区間などもあります。低山と言っても急斜面のトラバースやルンゼ、砂防提もあり、地形図にルート記載のない道が多く、道迷いなどには十分注意が必要です。また、入り組んだ地形のため細かなアップダウンが続き、歩く距離以上に体力が必要になります。
この山域に限りませんが、必要以上にテープ類が多いです。里山は色々な方が登られるのである程度のテープ類はあってもいいと思いますが、折角の自然景観を損なうような過度なテープ（私設）は取りつけないようにしてほしいものです。尚、林業や保全、倒木処理のためのテープもありますので、必ずしもテープがルートを示しているとは限らないので注意して下さい。

• 地形図、コンパス、GPSを使用した読図力が必要な箇所があります。
• 崩落個所や急斜面のトラバース、道迷いに備え、シュリンゲなどの装備を持たれることをお勧めします。
• 低山ですが、谷の深い場所や岩場があります。道に迷った時は、尾根まで引き返すようにしましょう。
• テープが多くありますが、テープを頼りにせず自ら地図やGPSで確認しましょう。新緑から落葉するまでの季節（初夏から晩秋）は、藪が茂り、蜘蛛の巣、蜂やマダニ類も活動期にあるので、バリエーションルート探索は冬場が良いと思います。