秋旻を駈ける尾根道
国道309号90番ポイントから行者還岳、七曜岳へは、春のシロヤシオ、シャクナゲ、ヤマシャクヤク、クサタチバナや初夏のキレンゲショウマなどの山野草観賞、秋は紅葉観賞にと毎年歩くルートです。 国道309号90番ポイントから登るルートは、清明ノ尾に乗るまでは急峻な登りが続きますが、大峯奥駆道まで1時間程で合流でき初心者の方でも比較的楽に登ることができます。また、行者還岳までは山頂直下のキレット登攀を除けば、安全な登山道が続き手軽に大峰を楽しむことができると思います。
今回は、七曜岳から先、できれば大普賢岳までをピストンできればと計画しました。コースタイムは計画通りでしたが、スタート時間が遅れたこともあり、日没が早くなってきた秋では少し無理がありそうだったので、途中の三国岳で折り返しました。
先ずは、多くの方が歩かれる行者還岳、七曜岳までの素晴らしい尾根風景と紅葉をご覧ください。

































三国岳へ足を延ばした帰り七曜岳で小休止していると山頂の岩場に可愛い柴犬…どこかで見たことがある凛々しい顔。飼い主さんと思われる女性に『この子の名前は何て言うの?』と尋ねると『あずきです』・・ひょっとしてって話になり、Facebookでつながっている方との偶然の出会いサプライズとなりました。近年はSNSが浸透しネット上だけの知り合いが増えましたが、やはり実際にお会いして話しできると良いですね。
今年は台風や豪雨災害が多く、どの山も強風で葉が落ちてしまったことと温暖化の影響かいまだ気温が高めなこともあり、紅葉は例年ほど綺麗ではありません。ここ大峰の山々も全体的に紅葉は鮮やかさもなく、落葉によりボリューム感もありません。標高が高いほどその傾向が顕著のように感じます。そんな環境下でも部分的には素晴らしい紅葉風景を見ることができました。