春を装う孫太尾根(孫太尾根)
2年ぶりに歩いた孫太尾根…今やバリエーションルートからメジャールートとなった鈴鹿で人気の尾根です。ルートの紹介記事は、是非『カレンフェルトの尾根(孫太尾根)』をご覧下さい。このページでは、その日孫太尾根で見かけた花々をご紹介します。
丸山近辺では、セツブンソウはすでに見頃が過ぎ、ヒロハノアマナやミスミソウが咲き始めていました。その他にもスミレの仲間やカテンソウ、ヤマアイ、オニシバリ、コショウノキ、アセビなどが咲いています。丸山から草木の間でもヒロハノアマナやミスミソウが咲き始めていました。セリバオウレンは、限られた場所に小さな群落をつくっています。この日は1輪しか開花していませんでしたが、可愛いミノコバイモも多く咲きます。多志田山から藤原岳南斜面のカレンフェルト斜面には、セツブンソウとフクジュソウが群落をつくっています。この孫太尾根は、これからニリンソウ、イチリンソウ、ヒトリシズカ、カタクリ、ヤマシャクヤクが次々と花を咲かせます。当分の間は、花の愛好家が次々と訪れることでしょうね。














スミレの花が数種類咲いていましたが、種の同定が難しいので、記載した名称に間違いがある時はご了承下さい。




ミスミソウもこの尾根を代表する山野草のひとつです。この中には、スハマソウやスハマソウとの混在種があると言われていますが、私にはその区別はつきません。ほとんどの花色は白色ですが、稀にピンクがかった個体を見かけることができます。色の鮮やかなものやオオミスミソウは、日本海側の個体種で鈴鹿ではほとんどが白色もしくは淡色です。
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)のヒロハノアマナもこの尾根では沢山咲いています。
多志田山から藤原岳に続く南側斜面には、フクジュソウの群落があります。また、この斜面には、セツブンソウも多く見ることができます。カレンフェルト斜面には、ヒロハノアマナなどの山野草も多く咲いています。
セリバオウレンは、多くの山野草の中でも最も早く咲き始めます。少し時期的に遅かったかなと思いながら探しましたが、草木の南側に小さな群落をつくっていました。雄花が多く、両性花が少し咲いていましたが、雌花を見つけることはできませんでした。
