倭姫の御禊所に咲く(瀧樹神社)
この日は朝早くから鈴鹿の山を歩き、予定より早く下山できたので数年ぶりに滋賀県土山の瀧樹神社へ立ち寄ってきました。お目当ては、神社の敷地に咲くユキワリイチゲ(雪割一華)…本州西部から九州に分布する多年草で、スプリング・エフェメラルのひとつにあげられます。春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは落葉広葉樹林の林床などの地中で過ごす一連の山野草を総称してスプリング・エフェメラル(Spring Ephemeral)と呼んでいます。また、その可憐さから「春の妖精」とも言われます。
【瀧樹神社(たぎじんじゃ)】
古くより川田神社として地主神を奉斎し、垂仁天皇四年倭姫命は、天照大神を奉じて近江国甲賀郡垂井日雲宮に至り、ここに座する事四年、この間川田神社にて調膳を司った関係で、大神に神縁深い滝原宮より仁和元年速秋津日子神、速秋津比賣命の二柱の分霊を勧請し之を地主神の城内に合祀し社号を川田神社滝大明神とし岩室郷頓宮牧の産土神と崇め奉り郷中の総社とし、祭礼儀式は特に鄭重を極めた。応永年中地頭岩室主馬頭橘家後が樹の文字を加へ奉り滝樹大明神と改号した。旧社格は郷社。神宮寺は明治まで観音寺としてあった。(滋賀県神社庁HP)


この地にも何度も足を運んでいますが、日差しがたっぷりないとなかなか全開してくれないユキワリイチゲ…今回は空気が澄み、日差しも朝からたっぷりだったので素晴らしい風景を見せてくれました。
