河内飯盛山/北条古道を歩く
◎河内飯盛山
飯盛山(いいもりやま)は、大阪府大東市と四條畷市にまたがる北部生駒山地の山です。大阪府山岳連盟が2002年に発刊した「大阪50山(おおさか50せん)」では、『河内飯盛山』と表記されています。標高は314.3mで山頂部には飯盛城の曲輪跡や石垣跡が今も多く残っています。また、山頂部には南北朝時代の四條畷の戦いで戦死した楠木正行の銅像が建っており、戦国時代の三好長慶の居城としても有名です。河内飯盛山の詳細な情報に関しては、『河内飯盛山周辺登山道』をご覧ください。
◎北条古道(2020年2月4日、登り)
北條神社奥からFM電波塔のある千畳敷に上がるルートです。全体的にやや急坂で他のルートより直線的に道が続いています。山腹に竹林の浅い谷(窪地)があり、石垣跡、水槽跡、建屋跡などがあります。また、地獄谷側には石切場跡もあり、古くから人の出入りが多かった場所のようです。竹林地帯付近が少し不明瞭な箇所がありますが、大きな危険個所はありません。ただ、バリエーションルートを歩いた経験が無い方は、単独で歩くのは避けた方が良いと思います。南側の地獄谷にも不動尊祠跡や焚火跡が見られることから、この一帯は石切場としての名残か?修行場の名残があるようです。