亡き父を想い釈迦ヶ岳
3年前(2015年)の11月27日に父が他界した後、その12月5日に弔いしたく登った釈迦ヶ岳…毎年登ろうと思っていたのに3年経ってしまいました。林道閉鎖(12.28~3.31)まではまだチャンスがあるのですが、ドカ雪があると登山口までのアクセスに難があるので、昨日登ってきました。高い雲に覆われ青空はありませんでしたが、山頂での1時間…誰も登ってこられず、まったりした気分で酒を酌み交わしてきました。

















大阪の大峯講「明徳講」が寄進した(別説あり)と言われる釈迦ヶ岳の金銅製大釈迦如来立像は、大日岳山頂の等身大の大日如来像、椽ノ鼻の蔵王権現の小像とともに一人の強力が担ぎ上げたと言われています。大正十三年夏前鬼口から釈迦ヶ岳へ送り持ちで機材共々運んだのは通称「オニ雅(当時37歳)」といわれる怪力の持ち主だったそうです。「大峯山秘録/花の果てを縦走する」(前田良一著)に本人の写真や秘話が載せられています。





人が数人いると狭く感じる釈迦ヶ岳の山頂ですが、四方を遮るものがなく非常に展望が良い山頂です。北東斜面に広がる五百羅漢などの岩峰、大峰奥駆道の美しい稜線など大峰山脈の中でも絶景スポットのひとつです。






