北部生駒山地縦走(津田から四條畷)
我が里山と呼ぶには少し範囲が広すぎるのですが、同じJR学研都市線のエリアでやはり身近な山域の北部生駒山地の山々。年に数回歩いていますが、今年歩き始めた星田連山を歩くことで、自宅のある四條畷まで通して歩くことが容易になりました。今までも縦走することは可能でしたが、飯盛霊園など舗装道路を歩く区間が多く、あまり魅力がありませんでした。この日初めて、JR津田駅からJR四條畷駅(自宅)まで、星田連山を経由して縦走してみました。主な区間は、下記の通りです。
- JR津田駅から国見山、白旗池、交野山、旗振山を経て、くろんど園地
- くろんど園地からほしだ園地
- ほしだ園地から星田連山
- 星田連山から逢坂(清滝峠)を経て、むろいけ園地
- むろいけ園地から清滝山、清瀧瀑布を経て、JR四條畷駅

いつもの通り、JR津田駅から三国山登山口へ歩き、夫婦岩から展望デッキ、国見山へ向かいます。お天気が良ければ、展望デッキや三国山から高槻の山や京都の愛宕山などを見渡すことができます。白旗池も紅葉が綺麗で、すでにオシドリが飛来しているそうです。

交野山周辺の山域は、古代から土石流と山の斜面の崩壊を繰り返し、花崗岩の巨石と風化した土砂が堆積して、現在のようになったと考えられています。そのため巨石も多く、巨石信仰、山岳信仰、修験道が広まったと思われています。交野山の観音岩もその象徴の一つだったものと思われます。観音岩には、この日も多くの人が訪れていました。

交野山を後にして、くろんど園地へ向かう途中には、旗振山があり立ち寄りました。旗振山は、江戸から明治はじめまで、堂島の米相場を知らせる旗振り通信の中継点として利用されていたと言われています。


くろんど園地からほしだ園地までは、私市カントリークラブの敷地内を歩くことになります。船形の巨岩をご神体とする磐船神社近くからほしだ園地に入園して、展望デッキで星のブランコの紅葉風景を見てから星田連山の道に入りました。


2週間前にも星のブランコを見ていますが、下記の写真は紅葉度合いを比較したものです。(11月22日と12月6日)

今年はよく歩いた星田連山。この山域も花崗岩の巨石と風化した土砂が堆積した地質が特徴です。特にニギハヤヒがアマテラスの命を帯びて天から天の磐船に乗って降ってきたとされる哮が峰(たけるがみね)が有名です。
星田連山から逢坂(清滝峠)へは、東拂底山または日高山から農道を通って行くことができます。



この日は、むろいけ園地から河内飯盛山に向かわず、清滝山へ登り、清瀧瀑布へ下りました。


