河内飯盛山/破線を辿る
週に数回歩いている河内飯盛山ですが、時間に余裕がある時には、破線記載ルートや古道を辿っています。今回は、河内飯盛山ではありませんが、以前から気になっていたむろいけ園地のネイチャートレイル外回りから権現の滝コースへつながっている破線ルートを取り付きの分り易そうなむろいけ園地側から辿ってみました。
このルートは、以前は「冒険のコース」という名前で一般的な登山道だったようですが、現在は地形図などに破線記載はあるものの、関電の鉄塔付近を除けば、道は整備されておらず、崩落や倒木もあり廃道化しているといっても過言ではないと思います。ルートファインディングがしっかりでき、バリエーションルートをよく歩かれる方以外は進入しない方が賢明だと思います。
ネイチャートレイル外回りの途中から地形図で確認した場所から道を辿ると、明確な道があり関電道であることがすぐにわかりました。むろいけ園地から鉄塔のある2箇所までは道は明確で危険な個所もありませんでした。しかし、2本目の鉄塔から権現の滝コース出合までは、崩落個所や倒木地帯が多く、踏み跡も不明瞭でルートファインディング力が求められました。
地形図と睨めっこしてルートファインディングするのですが、浅い支尾根や支谷は地形図上ではわかり辛いものです。ただ浅いと言っても実際の段差は大きく、歩くことを妨げることも多々あります。また、地形図記載のルートは必ずしも実際のルートとは一致しないことも多くありますので、地形図やGPS地図に頼り切ることは危険です。今回も藪に包まれた沢には落差のある滝があり、トラバースには危険が伴ないました。ルートファインディングは、読図力、GPSなどの装備も大切ですが、経験に基づいた野生的な感が必要だと思います。


























機会があればもう一度ゆっくり道を辿ってみたいと思いますが、けっしてお勧めできるルートではありません。