金剛山/赤瀧山道(赤滝谷)
金剛山に限ったことではありませんが、古の時代から山が人々の生活に深い関わりを持っていることは周知の事実です。金剛山周辺の登山道の多くは、昔から生活道として使われていた道です。○○○峠と名が付く場所は、『山道を登りつめてそこから下りになる場所。山脈越えの道が通る最も標高が高い地点。(Wikipedia参照)』とされています。但し、稜線側から峠を見る場合は、ピークとピークの間の窪みに峠がある場合が多いと思われます。今回は、金剛山麓の千早赤阪村と五條市を結ぶ古道のひとつを歩いてみました。
『赤瀧山道』は、千早赤阪村のマス釣り場近くで五條道から分岐し、赤滝谷、東條山を通り千早峠へ向かう道です。

下山に歩いた村界尾根道共々、コロナウイルスの緊急事態宣言もあり人混みを避けるためと読図のトレーニングに選んだルートです。赤瀧山道は沢道で支谷が多く、また村界尾根は支尾根が多いのできちんとルート選定しないと普通に道迷いします(笑)
GPSデータのダウンロードはこちらから →→→ GPSルートデータ
注)村界尾根の丸山辺りで一度ルートロスしていますのでご注意ください。

私はいつもカシミール3Dで地形図をプリントアウトして山行きに持参します。プリント設定で、経度と緯度線、磁北線を地形図に記載するようにしています。汗や雨で紙が破れたりしないように、透明のファイルに入れて、GPSで確認した現在地などを油性ペンで書き込むようにしています。ちなみに10″毎のマス目で距離も分るので便利ですよ。
























左股に進みますが、中央の尾根を登ることもできます






昔はこの辺りにクリンソウが咲いていました





赤瀧山道は、沢沿いの道だったようで尾根道のような踏み跡は少なく、歩きやすいところを選んで歩くことができます。谷には支谷が多く判断に迷う場所もありますが、基本左股を進みます。途中の「露石の出合」と呼ばれる分岐辺りからは、尾根に上がる道が数本あるようで、地形図を見ながらルートファインディングすることになります。
東條山からは、千早峠へ道が続いているのでダイトレに合流して金剛山や紀見峠に行くことができます。
◎この日出会った可愛い花々
