関電道辿って三角点(飯盛中山)
生駒山地北部には、「飯盛」を冠するピークが三つあります。もちろんそのひとつは、「河内飯盛山(314m)」で、もうひとつはすでに何度か訪れた星田連山の一角にある「飯盛小山(274.2m)」、そして今回訪れた「飯盛中山(300m)」です。飯盛小山と飯盛中山には、四等三角点が設置されていて、それぞれ基準点名は、「二本松」「雀河原」となっています。河内飯盛山には三角点の設置はありません。この三つのピークに「飯盛」と名前が付けられているのに、何か理由があるか定かではありません。
日々できるだけ歩くようにしている中、少しずつでも里山のことを知ろうと色々足を延ばしています。この日も未踏だった三角点「雀河原」を探しにウォーキングしてきました。地形図、GPSを持たず思いつきで歩を進めたので、ルートファインディングは勘に頼るしかありませんでした。唯一ネットで見た写真の記憶と方向だけが頼りでした。
いつものように自宅からむろいけ園地へ蟹ヶ坂ハイキングコースで向かいました。飯盛中山周辺は、関電鉄塔が多く施設されているため作業道が張り巡らされている上、薬尾寺池、堂尾池周辺には古いハイキングコースがあるので、目標をある程度定めて歩きました。先ずは、車道沿いにあるはずの関電道への入路を探しました。



関電道は、鉄塔が活用されている限り点検整備の必要性からおおむね整備が行き届いています。山を歩くとき関電道があると道も明瞭で安心して歩くことができます。ただ、一つ難点があるとすれば、登山道ではないので鉄塔下への枝道が多く、鉄塔から先の道がない場合があることです。この山域も鉄塔銀座と呼んでよいくらい多くの鉄塔が施設されています。そのため枝道も多くありました。





三角点は原則見晴らしがよく開けた場所なのでこの辺りにあるのではないかと目を凝らして歩きました。結果的には、目を凝らさなくとも自然に目に飛び込んでくる場所に三角点はありました。



想定通り薬尾寺池まで辿りついた後は、ハイキングコースで堂尾池へ向かいました。



堂尾池は、四條畷市の田原地区からむろいけ園地へ通じているハイキングコースの途中にあるため池です。ここからむろいけ園地まではよく整備された道が続いています。

結局、そこそこ距離(往復約14km)もあり日々のトレーニングというより普通にハイキングしてしまいました。関電道だけでなく里山の道は、地図に載っていないことも多く、道に迷う危険性を含んでいます。今回は、大きな道迷いもなく想定通りのルートを辿ることができましたが、少々迂闊な行動だったと反省しています。
