ガスと青空・初冬の八剣山
近畿、中国地方の最高峰で奈良県吉野郡天川村と上北山村の境に位置する標高1915 mの八経ヶ岳。八剣山、役行者が法華経八巻を埋納したと伝わることから仏経ヶ岳とも呼ばれることがあります。八経ヶ岳へは、行者還トンネル(西口、東口)、大川口(鐵山経由)、川合、熊渡などから登ることができますが、国道309号の冬季通行止めにより行者還トンネル から登ることができなくなります。その他の登山口からは、距離が長かったり、積雪などで難易度が高くなるため、日帰りでの登頂が難しくなります。
今回は通行止めとなる12月9日の前日(12/8)、気象条件などを考えワンチャンスにかけて登ってきました。国道309号から見える稜線には霧氷が輝き快晴…ところが登山を開始して、大峯奥駆道出合に合流して少しするとそれまでの天候が嘘のようにガスが覆い始めました。弥山に到着した時もガスに覆われ、隣の八経ヶ岳すら全く見えない状態(笑)


















八経ヶ岳山頂に到着してもガスは取れず、周辺の山並みも全く見えないありさま。それでも国道が冬季通行止めになってしまうとなかなか登ることができない山なので、青空に淡い期待を持ちながら時間をかけて昼食とコーヒータイム(笑)昼食後、弥山辻方面を散策したりしながら時間をつぶしていると願いがかなったのか…強風にガスが流され少しずつ青空が顔を出すようになってきました。その場に居たみんなが感嘆の声をあげるほど青空と霧氷の競演は絶景でした。



