八経ヶ岳①無名滝を見たくて(奈良県・大峰山脈)
近畿最高峰であり日本百名山に選定されている八経ヶ岳…八剣山(はちけんざん)とも呼ばれるほか、役行者が法華経八巻を埋納したと伝わることから仏経ヶ岳(ぶっきょうがたけ)とも呼ばれています。八経ヶ岳への最短ルート=行者環トンネル西口から奥駆け道出合まで、いつも通る登山道とは別に沢沿いを登るルートがあります。途中、美しい無名滝があることは知っていましたが、まだ一度も見たことがありませんでした。その沢ルートを登ってみました。
登山口からすぐの木製の橋から登山道に入らず、沢に沿って登り始めます。
思いのほか整備されている個所もあり、沢自体も穏やかで全体的には危険な個所はありませんでした。目的の無名滝は、入渓から数分歩くとその滝が見えてきました。台風や長雨が続いた影響もあり、水量は豊かでとても美しい滝でした。三脚を持っていかなかったので、タオルを利用してスローシャッターで撮影してみましたが、構図に工夫ができず残念でしたが、次回の楽しみができました。
このルートは、古くから利用されていたみたいで、要所要所に木道や階段、桟橋などが設置されています。ただ、古くなっているものも多く、踏み跡も薄いためルートをロスしやすいかも知れません。この日もルートロスして、沢を詰め上がることになりました。幸い沢自体は穏やかで問題なく詰め上がることができました。一般ルートも急登で滑りやすいことを考えると沢ルートの方が登りやすいかも…!?