のんびり馬の背で下る(金剛山)
金剛山で人気の細尾谷(シルバー、木場道)と寺谷の間に走る尾根を『馬の背』と呼んでいます。金剛山遊歩道(山頂とロープ―ウェイ金剛山駅)の途中から伏見林道へ通じていて、尾根途中で細尾谷へ下る新道と伏見林道へ下る旧道との分岐があります。一般的には、尾根途中の分岐から細尾谷へ向かいます。旧道を辿ると急勾配の斜面を下ることになるので注意して下さい。馬の背は、歩行距離も短く、文殊尾根と同じように常連の方々がよく歩かれています。細尾谷や寺谷と合わせて利用されると良いと思います。

一年を通して一番登山者が多い冬季の金剛山、この日も日曜日ということもあり多くの人で溢れていました。

馬の背は、寺谷と細尾谷に挟まれた尾根なので、山頂からは金剛山遊歩道をロープ―ウェイの金剛山駅に向かって歩きます。寺谷下り口と細尾谷下り口の中間地点に尾根への取付きがあります。



「馬の背」と名付けられた尾根は、金剛山だけではなく比較的よく見かける名前です。一般的には、馬の背中のように(見た目が似ていることから)山で両側が切り立った崖になっている狭い尾根を指すと言われています。ここの馬の背は、細尾谷に下る新道手前までは、比較的幅の広い尾根でなだらかな傾斜が続いています。ただ、その分岐を直進して尾根を最後まで歩く旧道は痩せた尾根で、最後は急勾配の斜面を下ります。ネーミングは、元々歩かれていた旧道のイメージからきているのかも知れません。



馬の背から細尾谷までは、やや勾配のある斜面を下りますが、よく踏まれた道で注意して下れば問題はありません。

細尾谷との合流地点は、伏見林道から約150m程度の場所です。すぐに細尾谷入口の小滝に出くわします。この区間は、沢の流れに沿って道が続いているため、冬季は凍結していることが多いので、足元に十分注意して下さい。



