城山から馬ノ背尾根(荒地山)
自宅がJR学研都市線沿線のため、芦屋や宝塚方面にアクセスが良いので思いのほか気が向いた時に行くことができる六甲山地。裏六甲の蓬莱峡、赤子谷、座頭谷は、岩場歩行やロープワークの練習に数回訪れています。芦屋方面も六甲山へ向かうだけではなく、荒地山や地獄谷、A,B懸尾根、万物相などバラエティーに富んだルートが数多くあり楽しませてくれます。そんな芦屋からのルートでまだ未踏だった城山から荒地山へ登る馬ノ背尾根。荒地山直下の岩梯子や七右衛門嵒を通過するアドベンチャーなルートです。
今回は、JR芦屋駅を起点に阪急芦屋川駅から高座滝・ロックガーデン方面へ歩き、住宅街端から城山方面へ向かいました。鷹尾山(城山)から荒地山、横池に立ち寄り、風吹岩から万物相を経て、地獄谷を下降してきました。




ここからこのルートのメインディッシュとなる岩場歩きが始まります。岩梯子は下の写真の通り垂直に近い角度で岩場を登る箇所です。足掛かりも手掛かりもあるので問題はありませんが、段差があるので腕を含めて多少支える力も必要です。写真の右側には、岩場を巻く道もありますので、自信のない方は巻き道を利用することをお勧めします。

岩の割れ目など手足の掛りもよく、岩も滑りにくいので注意を怠らなければ問題なく登ることができますが、段差は思いのほか大きいので体格によっては上半身の力も多少必要かもしれません。

七右衛門嵒は、岩が折り重なってできた岩のトンネルです。ザックを担いだまま通過することは困難です。通過するのは特に問題はありませんが、持ち物を落とすと取ることができないのでその点には注意が必要です。









岩梯子、七右衛門嵒を登り終えた後も岩場は続きます。クライミングやボルダリングルートも混在しますので、枝道に気を付けて下さい。










荒地山(あれちやま)は兵庫県芦屋市奥山にある標高549mの六甲山主稜線の南側に位置する山です。山全体が岩肌を露出した粗粒花崗岩で覆われていて風化が進んでいます。この日歩いた南側の稜線(馬ノ背)以外にもアクセスできる道があります。

時間が早かったせいもありますが、休日多くの人が歩くロックガーデン中央陵に対して、馬ノ背は人込みもなく歩くことができました。荒地山も貸し切り状態で静かな山頂でした。山頂には滞在せず、風吹岩を目指して先を急ぎました。


魚屋道、風吹岩は、土曜日ということもあり、やはり人があふれていました。人込み大嫌いな私は長居せず、静寂を求めて早々に万物相へ下りました(笑)経過時間も予定通りだったので、下山は万物相からA,B懸尾根を歩き、地獄谷を下降することにしました。
