薄紅さゆらぐ二上山
近年は、どちらかというと空梅雨で終盤に豪雨が続く気候が多かったように感じますが、今年は梅雨入り早々雨が続く梅雨らしい天候です。そんな梅雨の晴れ間を狙って近場の二上山を歩いてきました。主たる目的は、ササユリ…ここ最近は、交野山に見に行くことが多かったのですが、交野山は見頃を過ぎていそうなので二上山に行くことにしました。二上山は、故田中澄江さんの著書「花の百名山」で取り上げられ、多くの花が咲くことで知られています。





◎鹿谷寺(ろくたんじ)跡
奈良時代に二上山山麓に造られた鹿谷寺跡は、凝灰岩の岩盤を掘り込んで作られた大陸風の石窟寺院です。中国大陸には敦煌や龍門石窟など、数多くの石窟寺院が見られますが、奈良時代にまでさかのぼる本格的な石窟寺院は、我が国では二上山山麓以外には知られていません。寺跡の中心部には、十三重の石塔と岩窟に彫りこまれた線刻の三尊仏坐像が遺されており、かつてこの周辺から日本最古の貨幣といわれる、和同開珎が出土しています。(大阪府太子町HPより)









◎ササユリ(笹百合、学名:Lilium japonicum)
多くの登山者に愛されている日本特産の百合です。葉や茎が笹に似ていることからこの名が付けられたと言われていて、優しい花姿が人気です。発芽から始めて花を咲かすのに約7年の歳月がかかるといわれ、咲くと辺りに優しい香りを漂わせます。二上山には多くの株が育っていてこの時期多くの方がこの花を目当てに登られます。






