天女の舞に魅せられて
弥山の鎮守として祀られた「天河大弁財天社」…天武天皇が大海人皇子だったころに吉野を訪れて必勝を祈願すると、弥山から天女が現れて天河上空で戦勝の祝福を舞いで示したという言い伝えがあるそうです。ここで言われる天河上空が、現在の「天女の舞」を指すかは定かではありませんが、この言い伝えが五節の舞(ごせちのまい)の起源だと言われています。
「天女の舞」まで川合からも熊渡からも積雪時は、3~4時間かかるため日差しが強いと融け落ちてしまいます。この日は-6℃位で快晴だったのですが、湿度が高くないこともあり霧氷のつきはベストではありませんでした。日差しも強く、到着時にはすでに霧氷がバラバラと落ち始めていました。でも、初めて見る風景は感動を覚えるにふさわしいものでした。大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤノ頭の鋭鋒と稜線、青空に映える霧氷、冬化粧したブナの開けた自然林…すべてが新鮮でした。





















今年は暖冬と言うこともあり、この日は素晴らしい時間と風景を楽しむことができました。