未踏のピーク(拂底山)
午前中に未踏だった早刈山、割林山、星海山のピークを踏み星田山へ向かいました。後半は、星田山から同じく未踏の池之内山、南池之内山へ向かい、その後皿谷山まで戻り東拂底山へ。2月11日に東拂底山から拂底山へルートファインディングしましたが、下る支尾根を間違い時間切れで登ることができませんでした。今回の目標のひとつだったこの山の登頂に再チャレンジしました。

今回も拂底山へは東拂底山からの道を探ることにしましたが、その前に未踏の池之内山、南池之内山へ。






前回は、東拂底山から北西方向へ支尾根を下ってしまい拂底谷手前で引き返しました。後日分かったことですが、そのルート取りでも拂底山へ登ることは可能だったようですが、この日はその支尾根の一本西側尾根を下る計画で臨みました。











拂底山は、星田連山の中では道が不明瞭で一番ピークを踏みにくい山かもしれません。ただ、旧来の道は残っていて、後日再訪した時に確認しましたが、今はあまり踏まれていない「拂底谷道」の源頭部からは拂底山への明確な道がありました。東拂底山から拂底谷への道も不明瞭ながら確認できます。また、南側への道も確認できましたが、この周辺はイバラ類が多く草木が茂ると歩くことができなくなる可能性が高いような気がします。


拂底谷から星田新池に通じている谷道「拂底谷道」を歩いてみました。拂底谷道は、星田新池から拂底山下の源頭部まで通じている道のようです。この山域では数少ない谷道ですが、最近はあまり歩かれる方がいないようで、法面崩落や倒木で少し荒れた感じでした。







傍示川遊歩道の河津桜がちょうど満開だったので少しだけ写真に収めてきました。


◎歩く際の注意点(低山を侮るなかれ!)
星田三山と呼ばれる北山師岳、星田山、日高山があり、最高峰の羽伏山でも284.2mの超低山群です。ほとんどのルートはよく整備されていますが、未整備区間や廃道化している道、崩落個所、藪に閉ざされた区間などもあります。低山と言っても急斜面のトラバースやルンゼ、砂防提もあり、地形図にルート記載のない道が多く、道迷いなどには十分注意が必要です。また、入り組んだ地形のため細かなアップダウンが続き、歩く距離以上に体力が必要になります。
この山域に限りませんが、必要以上にテープ類が多いです。里山は色々な方が登られるのである程度のテープ類はあってもいいと思いますが、折角の自然景観を損なうような過度なテープ(私設)は取りつけないようにしてほしいものです。尚、林業や保全、倒木処理のためのテープもありますので、必ずしもテープがルートを示しているとは限らないので注意して下さい。
- 地形図、コンパス、GPSを使用した読図力が必要な箇所があります。
- 崩落個所や急斜面のトラバース、道迷いに備え、シュリンゲなどの装備を持たれることをお勧めします。
- 低山ですが、谷の深い場所や岩場があります。道に迷った時は、尾根まで引き返すようにしましょう。
- テープが多くありますが、テープを頼りにせず自ら地図やGPSで確認しましょう。新緑から落葉するまでの季節(初夏から晩秋)は、藪が茂り、蜘蛛の巣、蜂やマダニ類も活動期にあるので、バリエーションルート探索は冬場が良いと思います。
