生駒川源水と朝日地蔵(生駒山)
最近歩くようになった生駒山周辺の道。いつもの生駒山縦走歩道途中から鷲尾山への破線を辿った後、生駒山の三角点を確認し、寶山寺へ向かいました。コロナの影響もあり、家族での初詣を控えていたので、寶山寺にも立ち寄ることにしました。寶山寺からは、生駒山麓公園Cコース(旧八丁門峠越)から水の神『中倉さん』、朝日地蔵を探索して自宅へ戻りました。
昨年、寶山寺で買った念珠を納め新しいものを購入した際、売店の方にお話を聞くと、新年三が日はコロナの影響もあり人出が少なかったらしいです。その反動か?訪れた4日は、駐車場から本殿まで参拝者の方が並ぶほどの混雑でした。
寶山寺から生駒山麓公園へ向かうハイキングコースは、少し前に初めて歩いたのですが、その際、枝道があり次回は探索しようと考えていました。この日は、朝日地蔵と水の神『中倉さん』を目指し、直行の道を探索してみました。
直行の道は、近鉄生駒駅と旧孔舎衛坂駅(くさえざかえき)跡を結ぶ古道と言われています。この日の朝訪れた鷲尾山付近を越える鷲尾越えに通じています。踏み跡が一部不明瞭な個所もありますが、ルートロスすることはないと思います。地形図の破線にほぼ沿っていますが、信貴生駒スカイライン宝山寺線を越える辺りが少し修正されているようです。
下の写真は、信貴生駒スカイライン宝山寺線に出たところです。
スカイラインをまたいだ後は、浅い谷に沿って歩き、途中から北側の尾根に取付きました。
水の神『中倉さん』は、直行の道から外れ、朝日地蔵方面へ向かう道に入り、少し歩くと左に沢沿いに簡易な橋が現れます。
水の神『中倉さん』は、生駒川の源水で川の流れは、生駒川にある切池に流れ込み、その後モチ川となります。現地にある石碑は、奈良県の俵口町農家組合が建てられたようです。どこの山域でも水源は大切にされていますね。
朝日地蔵は、信貴生駒スカイライン宝山寺線すぐ傍に建っていました。安土桃山時代の作と言われる石像は、少し風化が進んでいますが、それが余計に歴史を感じさせることになっていました。
朝日地蔵と旧八丁門峠越の道には、幾通りかの道があるようです。途中に削れて文字が判別できない道標があり、古より人が行き来していたことが伺えました。昔は多くの茶屋もあったそうです。
生駒山麓公園ハイキングコース(旧八丁門峠越)に合流した後は、くさか園地の灯篭ゲートへ向かいました。
生駒縦走歩道を河内飯盛山へ向かい、絵日傘コースで野崎方面に下りました。その際見た夕景があまりに素晴らしかったので少し写真を載せておきます。