初心に戻り金剛山
初めて登山と言える山歩きをしたのは、2011年5月(当時55歳)でした。その山が金剛山…当時デジカメで色々写真を撮り始めていたこともあり、被写体を探して山にたどり着きました。月に3~4回ペースで金剛山ばかり登り、バリエーションルートのほとんどをソロで登りました。基本的な知識もないまま経験を踏むことで多少の冒険もしてきました。春は山野草、夏は沢登り、秋は紅葉、冬は氷瀑と霧氷…大阪市街地からアクセスの良い金剛山だったことが山歩きにはまった一因だったと思います。
その後、比良山系や伊吹山、鈴鹿山脈など滋賀県の山々、奈良県の大峰や台高山脈の山々の豊かな自然と四季折々の風景に魅せられ近畿地方の山々に足を延ばすようになりました。ここ2年間は仕事の関係もあり山から足が遠のいていましたが、年金受給者になった今年夏から山歩きを再開しました。再開した2018年の登り納めは、やはり金剛山だと思い足を運んできました。
回数と山数だけは年を重ねてきましたが、山の表情はその都度違うものです。一度登ったからと言って次回楽に登れる保証はありません。体調も日によって違うもの、体力や気力も日々変化しています。装備を整えているから大丈夫、一度登っているから大丈夫、自分は他人より心得ているから大丈夫…いえ、自然環境は日々変化しているもの、その瞬間が最初で最後で2回目はないものだと思います。高い山、難易度の高い山だから危険なのではなく、里山でも危険とは隣り合わせ、自分の慢心こそが一番の敵だと心してこれからも山を楽しみたいと思います。









掘った池で公の馬印千成ひょうたんを形どり、中の島は亀を表現して弁財天が祀られています。


















