五色もみじ輝く春日山の森(奈良県)
春日山原始林(かすがやまげんしりん)は、奈良県奈良市街地の東に位置する春日山山腹の原始林です。古くから春日大社の神域として狩猟や伐採が禁止され、厳重に保護されてきました。ユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」の一部でもあります。
1924年(大正13年)に国の天然記念物に、1955年(昭和30年)特別天然記念物に指定され、春日山の照葉樹林は国の名勝にも指定されています。1998年(平成10年)12月には古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録されました。
今回歩いたのは、鎌研交番前から春日奥山道路(砂利道)を通り春日山遊歩道から南ゲートへ抜ける道です。行程の大半が砂利道のため、10km程度と距離はあるものの足に優しい道のりでした。人の手が入っていない森の美しさとしっとりした静寂の道は、のんびり歩くには最適なコース…日差しが入って輝く五色もみじの紅葉は自然が織りなす芸術作品。