忍者の里で滝参り
毎年のように足を運ぶ場所のひとつに『赤目四十八滝渓谷』があります。
奈良時代には修験道の開祖である役行者(役小角)の修行場であったとされていて、赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったことが「赤目」の由来であるとされています。 明治中期以前は、不動滝より奥は深山幽谷の原生林で、修験者のみ入ることが許されていた聖地で、不動滝に参拝することを「滝参り」と呼ばれています。
また、忍者の修行場、オオサンショウウオの棲息地としても知名度が高く、森林浴の森100選(1986年選定)、日本の滝百選(1990年)、遊歩百選(2002年)、平成の名水百選(2008年)、美しい日本の歩きたくなるみち500選(2004年)に選出され、四季折々の風景を楽しみに多くの観光客が訪れます。
今回は、滝巡り(撮影)しながらゆっくりと巌窟滝まで歩き、百畳岩まで折り返したところで2016年に開設された長坂山トレッキングコースを歩いて下山しました。トレッキングコースは普通に山道です(笑)滝巡りのコースにも言えることですが、トレッキングシューズ、登山靴など足元はきちんとした装備で行かれることをお勧めします。
2016年に開通した長坂山トレッキングコースを初めて歩いてみました。百畳岩の入山口から長坂山を通り下山口から赤目温泉街までの約3時間程度のコースです。滝巡りの遊歩道と違い一般的な登山道です。距離も6kmほどあり、起伏もあるので整備された危険のない道ですが、観光ハイキングのルートではありません。真夏は湿気と高温でかなり体力を削られ、熱中症の危険もあります。紅葉時期がベストでしょうね。
百畳岩の入山口 尾根に乗るまで急登が続きます 少し展望が開けた「里見峠ビューポイント」 林道に出合い少しだけ舗装道を歩きます 長坂山への尾根を歩きます 赤目温泉街を見下ろす 赤目渓谷を形成する山並み 長坂山(三角点) 額井火山群の主峰・額井岳(大和富士) 温泉街から少し下流側の車道に降り立ちます
昨年度(2018年度)のフォトコンテスト『赤目の四季フォトコンテスト2018』に初めて応募して特別賞をいただきました。たった一回の訪問で満足いく写真は撮れなかったのですが、運よく特別賞をいただけ感激しました。賞品は2019年3月までの入山パスポート券でした。期間中にあと何回行けるかな(笑)
