ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
学名:Impatiens textori
科名:ツリフネソウ科 属名:ツリフネソウ属
別名:ムラサキツリフネ(紫釣船)
花期:8月~10月
タイプ:一年草
花色:赤紫
環境省指定:
【分布】
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布する。
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
【特徴】
草丈は、40-80 cmほどに生長する。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向がある。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。稀に白い色の花がある。花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になっている。下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。

金剛山 2013年9月28日

金剛山 2013年9月28日