チヂミザサ(縮み笹)
学名:Oplismenus undulatifolius
科名:イネ科 属名:チヂミザサ属
別名:
花期:8月~10月
タイプ:一年草
花色:白
環境省指定:
【分布】
旧世界の温帯から熱帯にかけて広く分布がある。日本では全土に生育する。森林内に生えることが多い。特に林縁部には繁茂することがある。
【特徴】
茎は枝分かれしながら地表を這い、多数の葉をつける。葉は長さ3-7cmの卵状楕円形で、先端へ向かってやや細まり、先はとがる。葉の基部は葉鞘となって茎を抱く。根は茎の節ごとに出て、茎を地面に固定する。
花は秋に咲く。このころになると、茎の一部は立ち上がり、先端から穂が出る。穂は高さが30cm程に達する。花茎の上半分位に、まばらに短い枝が出て、それぞれの枝に少数ずつの小穂がつく。小穂は枝の下向き側だけに着く。小穂からは3本の長い毛が生えており、その表面が粘つく。また、開花時の雌しべの柱頭の羽毛状の毛が目立ち、紫色の葯も比較的目を引きやすく、イネ科の花としては見栄えがする方である。

金剛山 2013年9月28日

金剛山 2013年9月28日

金剛山 2013年10月6日