クサギ(臭木)
学名:Clerodendrum trichotomum
科名:クマツヅラ科 属名:クサギ属
別名:
花期:8月~9月
タイプ:落葉小高木
花色:紅紫、白
環境省指定:
【分布】
北海道~九州の山野の林縁や川岸などに生える。
【特徴】
葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmにもなり、柔らかくて薄く、柔らかな毛を密生する。葉を触ると、一種異様な臭いがするのがこの名の由来である。花は8月頃咲く。花びらは萼から長く突き出してその先で開く。雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出す。花弁は白、がくははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがある。昼間はアゲハチョウ科の大型のチョウが、日が暮れるとスズメガ科の大形のガがよく訪花し、受粉に与る。果実は紺色の液果で秋に熟し、赤いがくが開いて残るためよく目立つ。この果実は鳥に摂食されて種子分散が起きると考えられている。

金剛山 2012年8月15日

クサギの実