今年も逢いたくて
毎年会いたくなる花のひとつ…クマガイソウも自生地が限られた希少種のひとつです。
アツモリソウとともにその膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に姿が似ているため、源平合戦の熊谷直実(くまがいなおざね)と平敦盛(たいらのあつもり)に見立てたと言うことです。
近畿でも自生地は限られています。奈良県御杖村の自生地も古くから知られていて、多くのファンが毎年訪れる場所です。今までこの場所の情報はほとんど公開されていませんでしたが、昨年からHP上の地域観光情報として詳しく紹介されるようになっています。地域の活性化と自然保護…その両立ができれば良いのですが、盗掘があとを絶たないことを考えるとやはり心配ですね。