キツネノカミソリ(狐の剃刀)
学名:Lycoris sanguinea
科名:ヒガンバナ科 属名:ヒガンバナ属
別名:
花期:8月~9月
タイプ:多年草
花色:黄赤色
環境省指定:
【分布】
本州〜九州の山野、明るい林床や林縁などに自生する。
【特徴】
ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。その後に花茎を形成し、花を咲かせる。キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物である。
ヒガンバナが人里の刈り取り草原や河原だけに生育するのに比べ、キツネノカミソリは林縁や明るい落葉広葉樹林に生育している。
名前の由来は葉の形がカミソリに似ているとのことであるが、花の色がキツネの体色をイメージさせ、花だけが咲いているのが奇異であることも関連しているのかもしれない。

河内飯盛山 2018年8月16日