低山耐暑トレーニング(生駒山)
今年に入って全世界を震撼させているコロナ禍に加え、例年にない長い梅雨と長雨でなかなか思うような山歩きができない日々が続きます。運動能力を維持するために日々できるだけ里山ウォーキングを続けています。梅雨明けを控え、猛暑を想定し耐暑トレーニングもできるときにしておく必要があると思い、いつものように買い物を兼ねて生駒山の寶山寺へ行ってきました。計画では、自宅から生駒山山頂を経て寶山寺へ向かいピストンして自宅へ戻ることも考えていましたが、梅雨の合間の高温多湿に体がついていかず、寶山寺から近鉄生駒駅へ下山することにしました。
先月伊吹山を登って失敗した給水のタイミング「体が渇きを覚える前に水分補給する」…今回の行程は、伊吹山ほど過酷ではありませんが、夏場の登山では注意すべき大切な要点だと思い、給水はできるだけこまめに摂るように気を付けました。
自宅からいつものように四條畷南野から滝谷楠水の場コース、権現川コースで、生駒縦走歩道に向かいました。いつも歩きなれた道なので問題はありませんでしたが、梅雨の長雨の影響でハイキングコースの一部が崩落していました。








下の写真は、梅雨の長雨の影響で水量の変化があった小滝です。山の保水量は限られているので、保水上限を超えると水の流れは一変してしまうことが見て取れます。(写真の矢印<>を移動してみて下さい)










阪奈道路に接した生駒山登山口から少しの間、建設業などの施設がある場所を歩きます。
舗装されていて大型車が通るので注意が必要です。





饒速日山(ニギハヤヒヤマ)と記された銘板のある個所があります。生駒市誌には生駒の神話が載せられていて、天孫降臨は生駒だったとの説もあるようです。饒速日山は位置的に不明瞭らしいですが、ここには一応山の銘板があります。


生駒山には、一等三角点が設置されていますが、ミニ蒸気機関車が走る遊園地のSL列車敷地内にあるため近づくことはできません。
生駒山山頂から寶山寺、生駒駅方面には数通りの道があります。メインの道は、昨年法面の崩落があり、しばらくの間通行止めになっていましたが、今回は補修工事が完了し通行可能になっていました。この道は、コンクリート舗装と石畳の道が主体で勾配もきついので足には結構こたえます。途中、町石(丁石)や青龍瀑(不動尊)があり、運が良ければすぐ傍をケーブルカーが通ります。







生駒山寶山寺は、何回かホームページでもご紹介していますが、整備が行き届いたとても美しいお寺です。現生利益を求める多くの人々の信心の寺として、『生駒の聖天さん』と呼ばれ、今も多くの方が訪れます。今回も大好きな「寶山寺味噌」を購入してきました。
自宅と寶山寺のピストンは、残念ながらギブアップしましたが、水分補給を適切に行うことを意識しながらの山歩きは、これからのシーズンに役立つと思います。
