兵庫、鳥取の県境にまたがる氷ノ山(1510m)は、氷ノ山後山那岐山国定公園に含まれ、兵庫県の最高峰、中国山地では鳥取県の大山(1712m)に次ぐ高峰です。
稲羽誌によれば、天照大神が旭日に映える樹氷を見てヒエの山と呼んだことが名前の由来され、須賀ノ山とも呼ばれています。
標高800mの氷ノ山国際ス午-場付近から1510mにある氷ノ山山頂まで、何度も溶岩が噴火して堆積を繰り返した結果、氷ノ山が生まれたいわれており、山頂部にドーム状のゾッコ(ズッコ)と呼ばれる緩やかな斜面が広がり、渓谷は鋭く刻み込まれています。ブナ、ミズナラ、トチなどを中心にした広葉樹林、千本杉と呼ばれる山頂直下の杉原生林、ヤチスゲ、アイバソウが群落をつくる高層湿原の古生沼(1470m)などがあり自然の宝庫です。
氷ノ山一帯は、瀞川平や那岐山などとともに『氷ノ山後山那岐山国定公園』に指定されています
氷ノ山登山口の『多田ケルン』…兵庫の登山史の語り部の一人・多田繁次氏追悼碑
氷ノ山も水が豊かな山のようです
布滝…観瀑橋から見える落差65mの滝
28曲り…この辺りから九十九折れの道が続きます
のぞき滝…登山道からはほとんど見ることができませんでした
不動滝…この滝も登山道からは全景を見ることができませんでした
連樹付近の紅葉
連樹…七樹木gs一樹として支え合っています
複雑に重なっているので番号札がないと見過ごしてしまいそう
福定方面の紅葉
雲がかかり日差しがありませんが、山腹は綺麗に紅葉しています
奥に見えるのが氷ノ山越えの峠
カエデの仲間でしょうか?鮮やかな赤色に紅葉していました
登山道の横にある氷ノ山地蔵堂…もともと村岡藩が、旅人の安全を確保するために、峠の避難小屋として設置したもの
地蔵堂にある現在の本尊は、明治28年、葛畑土人形作者の第2代目、前田太蔵氏が制作した地蔵菩薩坐像
氷ノ山も尾根に向かっていくつかの深い谷が走っています
谷を横切る場所に設置されている鉄梯子
木地屋跡(きじやあと)955m…この近辺で轆轤(ろくろ)を廻して木の碗や盆を作っていたそうです
山腹を彩る見事な紅葉
ブナを中心とした自然林の中を気持ちよく歩けます
標高1000m付近から木々の葉が色づき始めてきました
ブナを中心とした自然林の中を気持ちよく歩けます
見上げると緑と黄葉が輝いています
少し日差しが出てくると森が輝き始めました
ブナの木肌と美しい紅葉
ひえの水…夏でも涸れることはないとのこと
とうろう岩の展望場所のようですが、木々に阻まれて見ることができません
弘法ノ水
一口水
紅葉の向こうに氷ノ山の山頂が見えています
氷ノ山避難小屋…鳥取へ通じる「氷ノ山越え」という街道の峠
天照大神が実際に通られた道として、江戸時代には伊勢参りの際に利用された旧伊勢道
朝倉山付近から氷ノ山山頂を望む
振り返って鉢伏山方面…途中の尾根も綺麗に紅葉しています
少しずつ青空も出て快適な尾根歩き
背丈を超える笹原の中を尾根道が通っています
台風被害はなかったのでしょうか…倒木は見当たらず木々の葉もあまり落葉していないようです
青空が広がり色鮮やかな景色が広がります
ついつい写真を撮るのに歩みを止めてしまいます
本当に美しい紅葉風景
色とりどりの紅葉が尾根道を彩っています
とうろう岩の展望…写真ではわかり辛いですが、中央やや下にふたつの岩が見えました
こしき岩
ぶん回しと呼ばれる鉢伏山からの稜線
仙谷口…ここも鳥取県側からの登山道が出合う箇所
こしき岩…登ることができるようですが、情報不足で今回はパス
こしき岩へはここを右手に入ります
鉢伏山、ぶん回し、赤倉山、氷ノ山越えの美しく紅葉している稜線
赤倉山と氷ノ山越え(避難小屋)
山頂直下の笹原と木道
一等三角点(兵庫県養父市大屋町横行)
氷ノ山山頂避難小屋