ムロウテンナンショウ(室生天南星)
学名:Arisaema yamatense
科名:サトイモ科 属名:テンナンショウ属
別名:
花期:5月~6月
タイプ:多年草
花色:緑
環境省指定:
【分布】
日本固有種 本州の中部地方から中国地方にかけて分布し、山地の少し湿り気のある林の縁などに生育。
【特徴】
雌雄異株である。 テンナンショウ属特有の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。 花をつつむ仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色である。 舷部(仏炎苞の蓋の部分)が短く、内側には乳状突起が密にあって白くなっている。 また、舷部のあたりに顔を覗かせる付属体の先は緑色で、マッチ棒の頭のようになっている。葉は2枚あり、それぞれ小葉が鳥足状に7~15枚くらいつく。 小葉の形は披針形である。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。名は室生寺のある奈良県室生村にちなむ。