イタチハギ(鼬萩)
学名:Amorpha fruticosa
科名:マメ科 属名:イタチハギ属
別名:クロバナエンジュ
花期:5月~6月
タイプ:落葉低木
花色:濃紫
環境省指定:
【分布】
北アメリカ(カナダの一部とアメリカ)、メキシコを原産地とする。アメリカ西部、イタリア、日本などに移入分布する。
【特徴】
法面緑化に伴い野生化している。高さ2~3m。樹皮は灰褐色。葉は互生。長さ10~30cmの偶数または奇数羽状複葉で、小葉は5~10対ある。小葉は長楕円形~卵形で全縁。裏面に腺点がある。葉柄のつけ根に托葉、小葉のつけ根に小托葉がある。花は枝先に長さ6~20cmの穂状花序を数個伸ばし、長さ約8mmの黒紫色の花を多数つける。花弁は旗弁のみで、翼弁と竜骨弁は退化している。旗弁は濃紫色。花糸は紫色で葯は黄色。果実は豆果。長さ約1cmで、裂開しない。表面には水泡状のいぼがある。種子は1個、長さ約4mm。冬芽は卵形で先端はややとがり、枝に伏生し、3~5枚の芽鱗につつまれる。葉痕は半円形または三日月形となる。普通主芽と葉痕の間に副芽がある。