イシモチソウ(石持草)
学名:Drosera peltata Thunb.
科名:モウセンゴケ科 属名:モウセンゴケ属
別名:
花期:5月~6月
タイプ:食虫植物
花色:白
環境省指定:準絶滅危惧(NT)
【分布】
本種はオーストラリアおよびニュージーランドから、熱帯および温帯アジアに広く分布する。日本国内では、関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄の、比較的乾燥した湿原および栄養の乏しい荒地に生育する。
【特徴】
茎生葉には粘液滴がつき、これで小石を粘りつけて持ち上げることができるとして和名がある。地中に5mm~6mm程度の塊根を持ち、春先に根生葉から茎を直立させ、高さ10cm~30cm程度となる。 茎からは茎生葉として、長さ10mm~15mm程度の葉柄の先に、幅4mm~6mmの三日月型の捕虫葉を疎らに互生する。同属のモウセンゴケ等と同様に、葉身または葉縁から生える長い腺毛の先端の粘液滴で昆虫等の小動物を粘りつけ、傾性運動により包み込んで捕獲し、粘液に含まれる消化酵素にて分解、吸収して養分とする。 茎の上部または頂部に総状花序として2個~10個の白色の花をつける。花弁は6mm~8mm程度、花弁は5枚で広倒卵形。午前10時頃に開花し、午後には閉じる。