奈良県・大阪府「金剛山/郵便道、山頂周辺)
奈良県側から登る郵便道は、金剛山の東側斜面に位置しています。金剛山でも大阪側と奈良県側では植生にも少し違いがあるようです。
奈良県側もほとんど植林地になっていますが、大阪側に比べ間伐や枝打ちなど整備がされていることもあり、日差しが入り込み林床は多くの草木やシダ類が育っています。
ヤチマタイカリソウ、チゴユリ、ショウジョウバカマ、ホウチャクソウ、ナルコユリなどが特に多く見られます。林床部の緑の豊かさは、生態系に大きくかかわるとともに、地滑りなどの災害を防ぐとも言われています。
ヤマウツボ(山靫、学名:Lathraea japonica )
ウマノアシガタ(馬の足形、毛茛、Ranunculus japonicus)
ハハコグサ(母子草、学名: Gnaphalium affine)
高天彦神社に咲くシロヤマブキ ※絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)
セントウソウ(仙洞草、学名:Chamaele decumbens)
ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)
うす緑色の花を咲かせる「金剛桜」
ハルトラノオ(春虎の尾、学名:Bistorta tenuicaulis)
ヤマルリソウ(山瑠璃草、学名:Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim)
キランソウ(金瘡小草、学名: Ajuga decumbens)
ヤマエンゴサク(山延胡索、学名:Corydalis lineariloba )
ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺 Rubus palmatus var. palmatus)
チゴユリ(稚児百合、学名:Disporum smilacinum)
ヤマブキ(山吹、棣棠、学名:Kerria japonica)
シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)
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