ムラサキマムシグサ(紫蝮草)
学名:Arisaema serratum
科名:サトイモ科 属名:テンナンショウ属
別名:
花期:4月~5月
タイプ:多年草
花色:紫褐
環境省指定:
【分布】
北海道から九州に分布、里山から低山の草地や林下に生える。
【特徴】
山野の林や林縁など半日陰のような明るくやや湿ったところに自生する。
春に地下の偏円形の球茎から偽茎を伸ばし、2枚の葉と仏炎苞を形成し、その中に肉穂花序をつける。偽茎は、多肉質で紫褐色のマムシに似たまだら模様がある。葉は鳥足状の複葉で、小葉は7~15枚に分かれ、ほぼ長楕円形で両端が尖る。真中の葉が一番大きい。小葉の形態や鋸歯の有無には変化が多い。仏炎苞は濃紫色で白い条が縦に走っている。仏炎苞の筒状部は長さ10cmほど。肉穂花序の先端から伸びた付属体は棍棒状で径3~9mm。 果実は秋に赤色に熟し、トウモロコシの形となる。種子を形成するために栄養を使い果たすと、翌年は再び雄花となる。テンナンショウ属の分類には諸説があるようです。