エビネ(海老根)
学名:Calanthe discolor
科名:ラン科 属名:エビネ属
別名:ジエビネ、ヤブエビネ
花期:4月~5月
タイプ:多年草
花色:がく片と側花弁は赤褐色、褐色、黄褐色、緑褐色、緑など。唇弁は白または薄紫紅色。
環境省指定:準絶滅危惧(NT)
【分布】
日本、朝鮮半島南部、中国の江蘇省、貴州省に分布する。日本では北海道西南部から沖縄島までに分布。
【特徴】
球茎は広卵状-球状で長さ、径ともに約2cm。古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なる。和名はこの形をエビに見立てたことに由来する。直径2-3mmの根を多数生じる。秋には翌年の新芽を生じ、冬までに少し生長してから越冬する。冬を越すと横伏するが、数年間は枯れずに残る。花は春咲きで、新芽の展葉とともに高さ30-40cmの花茎を伸長させる。2、3個の苞がある。花序の半ばより上に多数の花をつける。花はほぼ横向きに平開する。