憧れの花を求めて
キバナサバノオ(黄花鯖の尾)…その名を耳にしたのは、2年前のゴールデンウィークでした。
トウゴクサバノオに似た花で、それよりかなり大きな花を咲かせ、気品を感じる花でした。近畿地方(滋賀、京都、兵庫)と岡山など限られた場所でしか確認されていない希少種で環境省のレッドブックにも登録されています。
今年は例年より開花が早いとの情報もあり、花期を逸したかもと思いつつ車を走らせました。
本来は4月下旬から5月上旬に花期を迎えるのですが、この日は咲いている株も疎らで既に結実しているものも見かけられました。
私が山を歩き始めて5年が経ちますが、この花に限らず5年前よりどの花も開花時期が数週間レベルで早くなっているのは事実です。地球温暖化を生活の中で感じることは少ないですが、花の開花時期の変遷を見ると大変なスピードで進んでいることが実感できます。