ジャノヒゲ(蛇の髭)
学名:Ophiopogon japonicus
科名:クサスギカズラ科 属名:ジャノヒゲ属
別名:リュウノヒゲ(竜の髯)
花期:7月~8月
タイプ:常緑多年草
花色:白、淡紫
環境省指定:
【分布】
日本を含む東アジアからフィリピンの森林に広く分布する。
【特徴】
高さ10cmほどで細い葉が多数出る。この葉が竜の髯に似ているので名付けられたといわれる。夏に総状花序に淡紫色の小さい花をつける。子房は種子を1個含むが、成熟前に破れて種子が露出し、青く熟す。葉状から、ジャノヒゲ(蛇の鬚)またはリュウノヒゲ(龍の鬚)といわれたが、ジョウノヒゲが転訛して、ジャノヒゲになったと考えられる。ジョウノヒゲとは、「尉(じょう)の鬚」の意であり、能面で老人の面を「尉(じょう)」といい、この葉の様子をその面の鬚(あごひげ)に見立てた。